今回は今話題のレンタルサーバー「mixhost」について解説していきます。
表示速度満足度No1を売りにしているレンタルサーバーです。
比較的最近始まったサービスで歴史は浅いですが、その分様々な最新技術を柔軟に取り入れています。「レンタルサーバーについてよくわからない」「何を選んだら良いんだろう?」そんな不安の中で探していると多くのレンタルサーバーがあり、選ぶのが大変だと思います。
私も数多くあるレンタルサーバーから何を選んだら良いのかよくわからずに、手探りで探しました。
「本当に大丈夫だろうか?」という不安もありましたが、契約してからは不安のことは忘れてレンタルサーバーライフを満喫しています。
この記事では、レンタルサーバー選びの中で「mixhostが気になるけど、実際どうなの?」と気になった方向けのコンテンツとなります。
料金、スペック、評判の3つの観点からmixhostについて理解していきましょう。
目次
mixhostとは
2016年からアズポケット株式会社が提供しているレンタルサーバーです。
まだ始まって5年のサービスではありますが、かなりの人気を誇っています。
申し込みと同時にワードプレスのサイトを開設できるモードや、いつでも料金プランを変更できるサービスなど、 ユーザー目線で痒いところに手が届く内容が多く揃っています。
しかしユーザー的には他に痒いところがありますよね。
料金と使用感です。一番重要なところですよね。
そこでまずは料金から見ていきます。どのようなプランがあるのでしょうか。
mixhostの料金
まずは料金プランを確認していきましょう。
mixhostは5つのプランが用意されています。
プランが多いと逆に分かりづらいと思う方もいるかもしれませんが、見比べることで、 自分に何が必要なのかを再確認する上でも重要です。
他のレンタルサーバー同様契約期間が長ければ長いほど割引がされていきます。
料金が高ければ高いほど性能も上がっていく点も同じです。
通常価格
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
3ヶ月 | 1,518円 | 3,058円 | 6,138円 | 12,298円 | 24,618円 |
6ヶ月 | 1,298円 | 2,618円 | 5,258円 | 10,538円 | 21,098円 |
12ヶ月 | 1,078円 | 2,178円 | 4,378円 | 8,778円 | 17,578円 |
24ヶ月 | 1,023円 | 2,068円 | 4,158円 | 8,338円 | 16,698円 |
36ヶ月 | 968円 | 1,958円 | 3,938円 | 7,898円 | 15,818円 |
キャンペーン価格
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
3ヶ月 | 1,518円 | 1,529円 | 3,069円 | 6,149円 | 12,309円 |
6ヶ月 | 1,298円 | 1,309円 | 2,629円 | 5,269円 | 10,549円 |
12ヶ月 | 1,078円 | 1,089円 | 2,189円 | 4,389円 | 8,789円 |
24ヶ月 | 1,023円 | 1,034円 | 2,079円 | 4,169円 | 8,349円 |
36ヶ月 | 968円 | 979円 | 1,969円 | 3,949円 | 7,909円 |
キャンペーン価格はキャンペーン毎に変わる可能性があるので、今回紹介しているのは一例だと思ってください。
プランは5種類あります。
通常価格なら「スタンダード」プランで間違いないでしょう。
料金も平均的でスペックも悪くないです。
大体のことは「スタンダード」プランで実現することができます。
キャンペーン中なら断然「プレミアム」プランでしょう。
スペックは上がっているにも関わらず「スタンダード」プランと遜色ない料金になっています。
注意点としては、契約の更新によって通常価格に戻ってしまうので、注意しましょう。
- 通常価格であれば「スタンダード」
- キャンペーン中なら「プレミアム」
2つのプランでは「サイトの表示速度」や「大量アクセスへの耐久性」が変わってきます。
「スタンダード」プランでも不満が出るほど遅くはないですが、少しでも早くしたい方はキャンペーン中の「プレミアム」プランの方が良いです。
実際スペックもかなり上がります。
最安プランは 「スタンダード」「36ヶ月」プランの月額「968円」 となっています。
ですが、高ければ高いだけいいわけではありません。
余程お財布に余裕がある方や、サイトを運営することで収益が安定する場合はいいですが、 保証がない場合は手痛い出費です。
まずは自分のサイトはどんなものなのかを考えてみましょう。
私の場合は、自分のポートフォリオサイトを作るということを念頭に、他にサイトを運営する可能性があったのですが何個くらいサイトを運営するのかというのすらも曖昧でした。
表示速度は速いに越したことはないです。
曖昧だったので、自分の想像できる最大限のスペックを求めて決めました。
もちろん明確な方が無駄な出費は防ぐことができますが、 必ずしも明確にする必要はありません。
自分のやりたいことにプラスαできます。
私の場合はブログをやる予定はなかったのですが、手を出しました。
「やってみたい」を実現できるので、非常に楽しいです。
mixhostのスペック
どのような性能を誇っているのかというのはレンタルサーバーを利用する上で重要です。
項目がかなり多く、多くの方は全てに目を通すことはないと思います。
私も全てに目を通すことはないです。
私自身が重要だと考える項目をピックアップしてまとめてみます。
かなり多くの項目を削って、どのサイト運営でも重要な項目のみになります。項目 | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 250GB | 350GB | 450GB | 550GB | 650GB |
独自SSL | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
MySQL | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
転送量目安 | 614GB/日 | 819GB/日 | 1024GB/日 | 1228GB/日 | 1433GB/日 |
自動バックアップ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
30日間返金保証 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
見慣れない項目があるかもしれませんが、理解するとそこまで難しいものではないので、1つずつ見ていきます。
容量
サイトを保存できる容量です。
サイトはいくつもの要素が集まって構成されています。
目に見えるところでいくと、文字や画像です。
裏側にも処理を司る部分はありますが、わかりやすく文字と画像に焦点を当ててみましょう。
文字で消費される量は英語で1B、日本語は2~3Bです。
画像はまちまちなので、一概には言えませんが、上の画像で66KBです。
私のブログの中には3MBのものもあるので、かなり幅があります。
動画も同じです。
ブログに載せるのもサイトに載せるのもその分容量がかかってきます。
mixhostの容量は最低でも250GBもあるので、使い切ろうと思ったら途方もない数字です。
かなりの量の動画を載せれば使い切ることはできるでしょうが、1つのサイトでは使いきれないでしょう。
私のブログの場合はもう1つポートフォリオサイトがありますが、2つ合わせて1GBくらいです。
詳しくはこちらで解説しています。
独自SSL
サイトのセキュリティに関係する項目です。
全世界が善良な人しかいなければ必要がないですが、残念ながらそうではないです。
例えばあなたのサイトに訪問者がやってきたとしましょう。
お問合せフォームや、買い物の際に個人情報を入力し送信したとします。
送信されたデータはサーバーで保管されますが、保管されたデータや送信されたデータを悪意のあるユーザーに見られてしまうと、悪用されて被害を受けてしまいます。
訪れたユーザーに被害があると、サイトの評判や信頼が下がり自分自身も被害を受けます。
そこでSSLの出番です。
SSLはサーバーへ送る情報を暗号化するシステムです。
送られたデータが暗号化されているので、仮にデータを盗まれたとしても暗号を解かなければいけないので、悪意のあるユーザーに攻撃される可能性を下げることにもなります。
SSLには他のユーザーと共有する「共用SSL」と自分だけの「独自SSL」があります。
これらは機能としては同じですが、独自ドメインを利用している場合は共用SSLは利用できません。
共用SSLの利点としては、料金が安い場合が多いというメリットはありますが、他の部分では 独自SSLの方が良い です。
レンタルサーバーの中には独自SSLが無料で利用できるところもあるので、無料独自SSLに勝るものはないです。
mixhostでも無料独自SSLを利用可能です。
- 独自ドメインを利用する方は「独自SSL」
- ドメインにこだわらない方は「共用SSL」
詳しくはこちらで解説しています。
MySQL
サイトのデータを置く場所の項目です。
データベースというやつです。
ワードプレスでデータベースの使われ方は、記事のタイトルであったり記事そのもの、カテゴリーなどのデータをPHPで読み取っています。
データベースがないと、読み取るデータがないので、表示されなくなってしまいます。
他のサイトでも同様で、データベースに置かれているデータを読み取る仕組みなので非常に重要です。
レンタルサーバーの中にはMySQLが付いていないものもありますが、その時に自分で作る必要があります。
ある程度の知識がないと難しいので、知識がない方はレンタルサーバー備え付けのMySQLであれば面倒なことはありません。
- サイトを運営するのであれば必要です。
- 1個のMySQLに複数のサイトデータを置くと、1つのミスで他のサイトにも影響が出るリスクがあるため1サイトにつき1個が理想です。
- ワードプレスでは1サイト1MySQL
- MySQLの数は運営したいサイトの数以上が理想
mixhostではMySQLは無制限でどのプランも利用可能なので、気にしなくても大丈夫です。
MySQLの詳しい解説はこちら
独自ドメイン
サイトの住所と例えられる項目です。
- URLの1部分のことです。
- https://〇〇◯.comの◯に入るのがドメインです。
URLを打ち込むと、該当のページへ移動できるので「サイトの住所」と例えられています。
「独自」と「共用」がドメインにもあります。
どちらが良いのかは利用目的によって変わりますが、基本的には独自ドメインが間違いないでしょう。
「独自ドメイン」では◯の部分に好きな文字を入れるのに対し、「共用ドメイン」では指定されている文字を入れなければいけません。
- サイトを検索結果に表示させたい方は「独自ドメイン」
- テスト用や練習用などを運営する方は「共用ドメイン」でも「独自ドメイン」でも構いません。
集客したい方、多くの人に見てほしい方は「独自ドメイン」の方が良いです。
ドメインの詳しい解説はこちら
マルチドメイン
上記のドメインを何個まで持てるのかという項目です。
「独自ドメイン」も「共用ドメイン」もこの「マルチドメイン」の数までしか持てないです。
MySQLの数はワードプレスの持てる数とイコールですが、マルチドメインがそれより少ないとマルチドメインの数までが持てる数になります。
例外はありますが、「MySQL」と「マルチドメイン」の少ない方が持てるサイトの数と考えておけば簡単です。
- 運営したい数以上はあった方が良いです。
- MySQLの数も一緒に確認しましょう。
mixhostはどちらも無制限に利用可能なので、数を気にする必要はありません。
サブドメイン
サブドメインはメインのドメインの派生系です。
イメージが難しいところですが、 https://△△△.◯〇〇.comの△の部分がサブドメイン、◯の部分がメインのドメインです。
使い方としては、メインページがhttps://〇〇◯.comだとすると、お問合せページをhttps://contact.◯〇〇.comにすれば、複雑化してしまったサイトから切り離して管理が可能です。
- 使わなくても大丈夫
- あくまでもメインページから切り離して管理したい方向け
- 私はサブドメインは使っていませんが何も問題はないです
mixhostは無制限にサブドメインを利用できるので、数を心配しなくても大丈夫です。
転送量
大量アクセスに対する耐久値の項目です。
転送量の説明には、サイトが表示される仕組みも理解しておいた方が良いです。
私たちが作ったサイトはサーバーに保管されています。
- サーバーにデータが保管
- スマホなどの端末からアクセス
- スマホなどの端末からサーバーへ「ここのデータを送って」とリクエスト
- サーバーが「要求されたデータを転送」
- スマホなどの端末にページが表示
流れはこんな感じです。
mixhostの転送量をおさらいするとこんな感じです。
項目 | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
転送量目安 | 614GB/日 | 819GB/日 | 1024GB/日 | 1228GB/日 | 1433GB/日 |
「良いのか悪いのかわからない」方も多いかもしれません。
簡単に説明すると、上記の話に戻ります。
サーバーからスマホなどの端末へデータが送られる上限の目安量です。
- 転送量はページの容量によって多いか少ないか変わります。
- 例えば10MBのページの場合、「10MB/1アクセス」となります。
- 仮に10MBであれば、「スタンダード」プランだと「62,873アクセス/日」となります。
立ち上げたばかりでは訪問者は見込めないので、「スタンダード」プランでも十分です。
あくまでも目安値なので、超えた瞬間に何かあるというわけではありません。
サイトの容量を抑える改善策などを提示されるので、実施しましょう。
キャンペーン中であれば「プレミアム」プランにすれば、料金はそこまで変わらず転送量も大きく上昇するため、おススメです。
自動バックアップ
自動で保存してくれる項目です。
バックアップがないと、万が一ミスによってぐちゃぐちゃになっても復元可能です。
他にもサーバー障害などの不測の事態に対する保険です。
- 万が一の時にサイトを復元可能
- 自動で保存されるため、手間要らず
mixhostでは自動バックアップは全てのプランで標準搭載なので、気にしなくても大丈夫です。
30日間返金保証
mixhostでは30日間の返金保証があります。
契約して30日以内であれば、返金してもらえるサービスで、契約するハードルをグッと下げています。
レンタルサーバーの中にはお試し期間があるものが多いですが、大体10日〜14日くらいが主流です。
mixhostは実質30日のお試し期間があるようなものなので、非常に良心的です。
ここまで見て、mixhostも良さそうと感じた方は、もし契約して不満なようなら返金してもらいましょう。
mixhostの評価
書いてあることはたいそうでも実際に利用した時にどうなのかが一番重要なところですよね。
良い意見
- 評判通りの速度で満足している
- データベース制限がないのでいくつでも運営できる
- 激安でもないが、高額でもないコスパがとても良い
悪い意見
- 管理画面が少しわかりづらい
- 速度はエックスサーバーとそこまで変わらない
- 初期ドメインにアクセスするとファイルツリーが見えてしまう
といった意見がありました。
基本的には良い意見が多くありましたし、悪い意見は不満はないけどこれくらいかなぁみたいなニュアンスでした。
迷ったら候補の一つとして充分に入るレンタルサーバーです。
速度やスペックは申し分のないものなので、迷っている時間がもったいないです。
万が一不満が出るなら30日間以内であれば返金保証があるので安心です。
まとめ
mixhostはかなり評判の良いレンタルサーバーです。
表示速度の不満は見られず、料金に関しても高いという不満もありません。
不満がないことは性能と価格が釣り合っている証拠でもあります。
mixhostであれば、あなたのやりたいことは大体できます。
個人利用での契約なら間違いなく。
表示速度も申し分ないですから、迷っているなら試してみてください。
他の解説はこちら