月額327円から利用できるお財布に優しいレンタルサーバー「WebARENA SuiteS」
その料金プランやスペック、評判を専門用語を極力使わずに簡単に解説していきます。
私自身、調べていて専門用語が並んでいると頭に入ってこないですし、見るのも億劫になってしまうので、わかりやすくを心掛けていきます。
料金的には格安レンタルサーバーの部類に入りますね。
十分に安心して利用するのであれば月額1000円くらいになりますが、安いところを探すとピンキリです。
とんでもない安値であれば諦めて許せることもあれば、多少安くてもこれは納得できないということもあり、かなり人を選ぶ場合が多いです。
私が調べた中ではそこまで悪くない印象を受けています。
知名度が低いだけで、問題は少ないだろうと考えられますね。
それでは「WebARENA SuiteS」について解説していきます。
目次
WebARENA SuiteSとは
20年以上のホスティングサービス実績のあるWebARENA内にある共用サーバープランが「SuiteS(スイートS)」です。
株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが提供するレンタルサーバーです。
社名のNTTは皆さんが聞いたことのあるあのNTTです。
株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズはそのNTTの子会社の子会社、孫会社です。
大手企業の威光で謎の安心感は出てくると思います。
私の考えですが、大手でも意外と力を入れた事業でなければ他の企業の方が良い場合もあります。
「どこでご飯を食べようか?」という時でも、有名なチェーン店は安定ですが、個人で営んでいるお店も十分美味しかったりしますよね?
同じような感じです。
そんな有名なNTTグループが提供しているレンタルサーバーですから期待値は高くなってしまいますね。
まずは料金の面から見てみましょう。
WebARENA SuiteSの料金
容量 | 支払い方法 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
100GB | クレジットカード | 無料 | 327円 |
100GB | 請求書・講座振替 | 1100円 | 1207円 |
料金プランはシンプルに1つだけです。
支払い方法によって料金が変わる珍しいスタイルです。
- クレジットカード・・・・ 初期費用無料/月額327円
- 請求書・口座振替・・・・ 初期費用1100円/月額1207円
明らかにクレジットカード一択ですね。
ディスク容量を見ると100GBとなっていますが、これに1200円はもったいないです。
逆に100GBで327円なら全然選択肢に入ってきます。
私が調べた中でも、327円で100GBは割とお得ですね。
クレジットカードがない方は、やめた方が良いです。
あくまでも、327円だからお得というだけなので、間違いないようにしましょう。
まだスペックはディスク容量しか見えていません。
他の部分も気になるところです。
WebARENA SuiteSのスペック
項目 | SuiteS |
---|---|
容量 | 100GB |
SSL | 無料 |
MySQL | 3個 |
独自ドメイン | ◯ |
マルチドメイン | 10個 |
サブドメイン | ◯(数の記載なし) |
転送量 | 無制限(10GB/日) |
自動バックアップ | ○ |
無料お試し期間 | × |
私が気になるところとしては 「転送量」 と 「MySQL」 の部分ですね。
後述しますが、転送量の目安値もある程度想像しやすく記載されていたのは好印象です。
逆にMySQLが3個しか利用できないのは、少なく感じます。
こちらも詳しくは後述しますが、私的にはもう少し多い方が安心できますね。
大きな問題ではないので、大きめのサイトを少数持ちたい方には無駄がなく良いとも捉えることができます。
容量
データを保存できる量です。
サイトを作ると、必ず文字や画像などである程度の容量が必要になってきます。
100GBはどのくらいなのかと言うと、私のブログで約1GBくらいです。
非公開含め90記事で1GBですから、ブログ記事なら9000記事くらいまでならイけます。
そう考えると非常に多い容量で、個人利用なら全く問題ありませんね。
私のブログ運営は甘々なので、もっと節約できるところはあります。
節約ができる方ならもっと多くの記事を書くことも可能です。
ブログをやり始めて思ったのが、意外と何も考えないでやっていると、表示速度が下がったり、レイアウトが崩れたりして結構面倒なものなのだということですね。
面倒を超えた先が、上位表示されているブログなのかと思うと道のりは長いものです。
話は逸れましたが、100GBの容量は非常に多いので大丈夫です。
容量の詳しい解説はこちら
SSL
セキュリティに関する項目です。
悪意のあるユーザーに大切な情報を見られないようにするシステムがSSLです。
無料で使えるので、問題ありませんね。
私が知って驚いたのは、SSLを利用していると、サイトURL部分に南京錠のマークが現れるところですね。
一目瞭然に安全かどうかがわかります。
私のサイトでもSSLを使っているので、URLの欄にマークが出ていると思います。
逆にSSLがないと、「この接続は保護されていません」などが表示されてしまいます。
訪問者の不安を掻き立てるだけでなく、実際に入力した情報が盗み見られてしまったら、大きな被害に繋がってしまいます。
WebARENA SuiteSでは無料で高度なセキュリティを敷けるので、安心してサイト運営を行うことができます。
SSLの詳しい解説はこちら
MySQL
サイトのデータを置く場所です。
ワードプレスでサイトを立ち上げるなら、1サイト1MySQL必要です。
WebARENA SuiteSでは3個あるので、単純に3サイトまでは持てます。
他と比べると少ないことは間違いありません。
ですが、複数サイトを持ちたいわけではない方にとっては、3個でも多いでしょう。
私自身は、どのくらい運営するか決めていなかったので、安パイを取って無制限にしました。
無制限で無限の可能性を追い求めてしまいました。
考え方は人それぞれなので、一概には言えませんが、運営するにしても3個くらいという方にはバチこり合っています。
容量は各サイト共通なので、約33GBを3個持てる訳ですから、余裕がありますね。
MySQLの詳しい解説はこちら
独自ドメイン
URLの一部分に関する項目です。
検索結果に表示させたいなら独自ドメインは重要です。
特に気になさらない方には不要な項目でもあります。
WebARENA SuiteSではドメインの取得は他の業者からなので、一体化していないところは注意です。
私がチラッと覗いて見たところ、申し込みの時点でドメインを記入する項目があるので、取得してからサービスへの申し込みをしましょう。
ドメインの詳しい解説はこちら
マルチドメイン
ドメインを持てる数を表す項目です。
実質運営できるサイト数でもあります。
WebARENA SuiteSでは10個まで取得できるので、10サイトまで運営が可能です。
ワードプレスではMySQLの数の方なので、注意しましょう。
あくまでも一からサイトを立ち上げる場合です。
サブドメイン
サイトの管理を分けることができる項目です。
共用ドメインのように使うこともできる便利なドメインです。
サイトの構造が複雑になった時に、メインページとは別に管理することができます。
例えば、「メインページ」「お問い合わせ」「プロフィール」「サイトマップ」「カテゴリー」「変遷」などなど、ページが増えていくと、枝分かれするように複雑になっていきます。
枝だけを独立させるようなイメージがサブドメインには合っていると思います。
あまりにも枝が多いと、該当する枝を探すのが大変ですよね?
枝だけを別にしておけば簡単です。
WebARENA SuiteSでは、共用ドメインのような立ち位置で紹介されています。
独自ドメインがなければ、WebARENA SuiteSが提供するサブドメインだけでもホームページ公開が可能となっています。
明確に何個利用できるのか記載がないですが、おそらくは「マルチドメイン」の数に入っているのかなぁと思います。
私はサブドメインを使うつもりは現状ないので、そこまで気にしなくても良い項目だと思っています。
転送量
訪問者が多い時の耐久性を表す項目です。
WebARENA SuiteSでは目安値が「同時アクセス数/80未満」と記載があります。
始めたてのサイトや、テスト用、趣味などでは、十分だと思います。
私も公開してはいますが、なかなか訪問者は訪れずにWebARENA SuiteSの目安でも捌き切れているでしょう。
ここまで難しいものだとは思っておらず、始めてすぐに集客できる方はごくごく一部であることを痛感しています。
私の腕が悪いのでしょうが、最初のうちはこのくらいで大丈夫だったなぁ〜と思ったりしています。
初心者の方であれば、問題ないですが、訪問者がある程度見込めている方には足りなくなる可能性が高いので注意です。
自動バックアップ
自動でバックアップが取られているかどうかの項目です。
WebARENA SuiteSでは何もしなくても、対応しているので問題ありません。
1日4回3日分のデータが保存されるようです。
個人的には、3日分は短いと思いますが、天下のNTTなので大きな障害もなく、復旧に3日かかることもないでしょう。
期間は短くても安心できると思います。
無料お試し期間
無料で体験できるかどうかの項目です。
WebARENA SuiteSでは残念ながら無料体験期間はありません。
私はエックスサーバーで無料お試し期間がありましたが、正直そこまで意識していませんでした。
私はこれでいくんだと決めた方や、色々試すのは面倒な方には不要な項目です。
逆に少し怖いから体験してからの方が安心する方にはマイナスポイントになってしまいます。
考えようによっては、体験期間を置かないのは自信があるとも取れます。
NTTほどの大企業が関わっていて、性能が悪ければ炎上することもあります。
そんな中でこの強気な姿勢、私たちの不安を穿つ気満々の構えをとっているように見えます。
WebARENA SuiteSの評判
料金は安く、スペックも悪くない印象でしたが、評判はどうでしょう。
実際の利用者の声が一番説得力があるものです。
主観的な意見が多い場合もありますが、そこら辺はうまいこと簡単にまとめていきます。
良い意見としては
- 速度と安定感がありNTTという信頼感がある
- ディスク容量が100GBと多い
- 機能が非常にシンプル
といった内容で、やはり安心感や安定感を評価している方がいました。
悪い意見としては
- サポートの電話が繋がらない、公式サイトから問い合わせしようとしたが中々フォームに辿り着けない
- 細かい不具合が多い
- サポートが問い合わせフォームからしかなく、初心者にはお勧めできない
といった内容でした。サポート面での不満が多かったですね。
全体的に古い書き込みが多く、ユーザー数はそこまで多くないのだろうと推察できます。
他ユーザーの影響がないと捉えれば、穴場のレンタルサーバーであるとも言えます。
まとめ
やろうとしていることが大規模なことでなければ、実現可能であることは言わずもがなです。
表示速度に関する不満も特になく、しっかり自分のやりたいことができるのかを把握しておけば、安く利用できる良いサービスであると言えます。
- クレジットカードを持っている
- 100GB以下
- ワードプレス3個以下orドメイン10個以下
私の考えとして、これらの条件で運営したい方にはもってこいだと思います。
NTTという御威光もかなりデカい要素の一つになっているのかもしれませんね。
私自身は色眼鏡をつけているつもりはないですが。
口コミが古いというのも、むしろ炎上する要素がないためとも言えます。
もし、ひどいサービスならユーザー数が少なくてもボロクソに書かれることは必至ですからね。
大手なのに穴場なレンタルサーバー「WebARENA SuiteS」でした。